診療予約はこちら

内科・消化器内科・外科・美容外科
木場内科外科内視鏡クリニック
東京都江東区木場1丁目4-3MEFULL木場 3階

TEL:03-3644-4976
(ヨクナロー)

ガイドラインに則ったAGA治療

AGAとは?
フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)はなぜAGAに効くの?
フィナステリドとデュタステリドの違い
フィナステリドやデュタステリドの副作用
女性の脱毛(FAGA)
女性の脱毛に「内科疾患」が隠れている?
女性のAGAに対する治療
AGAの治療費

1,AGAとは?

AGAは、Androgenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症とも呼ばれます。
これは、男性ホルモンであるテストステロンが特定の酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、これが特定の頭皮(主に頭頂部や前頭部)の毛包を収縮させることによって、頭皮の毛髪が徐々に薄くなっていく状態を指します。
AGAは男性に多く見られますが、女性にも影響を与えることがあります。
AGAは、遺伝的な要因や年齢によって引き起こされることがよくあります。
治療法としては、ミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドなどの薬剤を内服することや、自毛移植などがあります。

AGAとは?

2,フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)はなぜAGAに効くの?

AGAは、先ほど述べたように男性ホルモンであるテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることによって引き起こされます。DHTは、毛乳頭細胞に作用して、毛包を収縮させることで、毛髪の成長を阻害します。

フィナステリドは、5α-リダクターゼの働きを阻害することで、テストステロンからDHTが生成される量を減少させることができます。これにより、毛包の収縮を抑制することができ、AGAの進行を遅らせることができます。男性ホルモンであるテストステロン自体は身体に必要なホルモンですのでこれ自体を阻害するわけではありません。

フィナステリドやデュタステリドは、1日に1回、内服することで効果を発揮します。ただし副作用がでる場合も稀にありますので医師の指導の下で適切な投与量と治療期間を決定することが重要です。また、突然治療を中止すると、その効果が逆転するため、継続的な使用が必要となる場合があります。

3,フィナステリドとデュタステリドの違い

フィナステリドとデュタステリドは、ともに男性型脱毛症の治療に使用される薬剤ですが、それぞれの違いは以下のとおりです。

フィナステリドは、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種を阻害し、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを抑制することによって、脱毛症の進行を遅らせる効果があります。フィナステリドは、1日に1回、内服することで効果を発揮します。

一方、デュタステリドも同様に5α-リダクターゼを阻害しますが、フィナステリドよりもより強い効果があります。
デュタステリドは、フィナステリドと比較して、DHTの抑制効果が増強されるため、より強力な治療効果が期待できます。
デュタステリドも1日に1回の内服で効果があります。

4,フィナステリドやデュタステリドの副作用

フィナステリドやデュタステリドは、AGAの治療に使用される薬剤であり効果が期待できますが、使用に際しては頻度は少ないですが副作用があることが知られています。

フィナステリドやデュタステリドの主な副作用は、肝機能障害、性機能の低下や勃起障害、精液量の減少などが挙げられます。これらの副作用は、これらの薬剤がテストステロンをDHTに変換する過程を阻害することにより生じます。しかし、これらの副作用は一部の患者にしか現れず、あったとしても患者では軽度しか発生しません。当院では内服開始前に採血検査で肝機能などをしっかりチェックし、安心して飲み続けられる工夫をしております。

副作用では無いのですが、これらの内服でPSAという採血で計測される前立腺癌腫瘍マーカーの値が低く出てしまうことがあります。
よって50代前後以上の方は内服開始前に採血でPSAの値をあらかじめはかっておくことも重要です。
このようなきめ細かいフォローも行いますので、「自分で薬を海外から個人輸入して内服しているが心配」という方や「経過観察を含めると自己判断で内服するのは難しい」という方もお気軽に相談して下さい。

5,女性の脱毛(FAGA)

男性だけでなく女性にもAGAは存在します。ただし男性のように頭頂部が薄くなることはあまりなく、「分け目が広がる、薄くなる、抜け毛が多くなる」といった症状が多いのが特徴です。女性に起こる脱毛・薄毛のことを示します。

FAGAで現れる主な初期症状としては、分け目が広がったように感じたり、抜け毛が増えたりします。
さらに進行すると、全体的に薄くなることが多いようです。

6,女性の脱毛に「内科疾患」が隠れている?

女性の脱毛で中止しなければならないのは「内科的な疾患が隠れている可能性がある」ということです。
ホルモン異常や甲状腺機能低下症により脱毛が進む場合もあるので、当院では女性の薄毛の患者さんにはまずは採血を行い内科的疾患の有無を確認するようにしております。ここが他のAGAのクリニックとは違うところです。

7,女性のAGAに対する治療

女性のAGAに対してはフィナステリドやデュタステリドは使用できません。
当院では女性向けの内服である「パントガール」を取り扱っております。
パントガール(Pantogar)は、世界で初めて効果と安全性が認められた、女性専用の飲む育毛薬です。
毛髪の成長を促進して薄毛を治療し、健やかで美しい髪を育てます。
成分にはビタミンB1やパントテン酸カルシウム、ケラチンなど髪の毛や爪のもとになるものが含まれております。
勿論これも内科的疾患を除外した上で使用します。

8,AGAの治療費

当院では日本皮膚科学会によるAGA治療ガイドラインに沿った治療を行っております。
また美容外科にてAGA治療も長く行ってきましたし、AGA専門クリニックと同等のレベルで治療を行えます。
また、高価な治療や不必要な注射による施術も勧めませんのでご安心下さい。

 当院では具体的にはフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ、アボルブ)の内服、及びミノキシジルの外用(頭皮への塗布)をまずは行って頂きます。またそれ以上の効果や希望の方はミノキシジルの頭皮への注射も考慮いたしますのでお問い合わせ下さい。

  • フィナステリド(フィナステリド錠) 30日分:8000円(税込み)
  • デュタステリド(ザガーロ) 30日分:12000円(税込み)

ただし、これらの治療方法には、効果が保証されるわけではなく、個人差や症状の進行状況によって、効果や副作用が異なる場合があります。
必ず医師と相談して適切な治療方法を選択するようにしましょう。