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内科・消化器内科・外科・美容外科
木場内科外科内視鏡クリニック
東京都江東区木場1丁目4-3MEFULL木場 3階

TEL:03-3644-4976
(ヨクナロー)

一般内科

救急科専門医として幅広い疾患の治療に対応してきました経験を生かし、消化器を始め生活習慣病の管理、循環器、呼吸器、腎臓等に対応致します。
「調子が良くないがどの科かわからない」という場合にもお気軽にご相談下さい。
必要であれば高度医療機関や専門施設も紹介し、橋渡し役としてもお役に立てればと思います。

主な疾患
かぜ
インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症
高血圧
脂質異常(高脂血症)
糖尿病
高尿酸血症(痛風)
喘息

かぜ

風邪は、ウイルス感染症の一つで、主に鼻やのど、気管支などの上気道部位に感染が広がり、症状として喉の痛み、鼻づまり、くしゃみ、咳、熱などが現れます。風邪の原因となるウイルスは、主にアデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルスなど非常に多く存在します。

これらのウイルスに感染するとにより鼻水、くしゃみ、喉の痛み、咳など幅広い症状を起こします。細菌感染との違いは「症状が多方面にわたる」ことです。つまり咳だけで無く鼻水や喉の痛みなど複数の症状を持つことが特徴と言われます。なお、一般的には正常な成人が風邪のウイルスにより肺炎まで重症化することはありません。(しかし新型コロナウイルスは容易にウイルス性肺炎やその他の全身症状がまで進むことがあります。)

ウイルス感染によって引き起こされた風邪には細菌を倒す働きのある抗生物質は効かず、基本的には自分の体の自然治癒力で治すしかありません。たっぷりと休養、保温、栄養をとりましょう。また日頃から予防としてうがい、手洗い、充分な睡眠、規則正しい食生活を心掛けましょう。

休息と睡眠:十分な休息と睡眠をとることで、免疫力を高め、風邪の症状を軽減することができます。

適切な飲食:バランスの取れた食事を摂ることで、免疫力を高めることができます。また、水分を十分に取ることで、のどの痛みや鼻づまりなどの症状を緩和することができます。

手洗いとマスク着用:手洗い、うがいやマスクの着用などの感染対策を行うことで、ウイルスの感染を予防することができます。

薬物療法:いくら風邪が自然治癒しかないといっても「休め」「寝ていろ」と言われても、熱や咳などの症状は一刻も早く楽にしたいですよね。37℃少しの微熱だからと言っても、当の本人は意外にだるくて大変なものです。(私も熱っぽい、だるいなと思って体温を測ると36.9℃だったということも多々あります。)

対処療法と呼ばれますが、熱、咳、喉の痛み、たんなどつらい症状に合わせた薬を使用することで症状の緩和を図ることもできますのでお気軽にご相談ください。

ただし、症状が重くなった場合は医師に相談することが必要です。また、高熱や咳などの症状が4日以上続く場合は、新型コロナウイルス感染症や別の疾患が原因である可能性もありますので医師の診察を受けることが重要です。

インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症は上記の風邪によく似ておりますが、ウイルスの種類が違います。

インフルエンザはインフルエンザウイルス、新型コロナウイルス感染症はその名の通り新型コロナウイルスです。

一般的にこれらは風邪よりも症状が重くなりやすく、せき、喉の痛みだけでなく、40度近い高熱や頭痛、関節の痛み、強い倦怠感といった症状が全身に現れます。特に新型コロナウイルス感染症は全身に炎症を起こして重篤化したり、脳にも後遺症を残す可能性もあるとされます。

インフルエンザウイルスは毎年流行する型が変わったりするので、インフルエンザワクチンの予防注射は毎年受けておく必要があります。感染を完全に防げるわけではありませんが、症状の重篤化を抑えてくれます。毎年11月をすぎると増加し、春先にかけて流行します。また注射してすぐ効果が出るわけではなく、2週間以上時間が必要ですので11月までには予防接種を済ませるのがよいとされます。

高血圧

高血圧とは、ご家庭の計測で最高135mmHg、最低85mmHg、診察室での測定では最高140mmHg、最低90mmHgを超えると高血圧と診断されます。この状態が長く続くと、心臓や血管に負担をかけ、心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などの重大な病気のリスクが高まります。

高血圧は、年齢や生活習慣、遺伝など様々な要因によって引き起こされます。食生活や運動習慣、ストレスなど、日常生活における改善が大切です。

高血圧は、自覚症状がないことが殆どで、検査で発見されることが多いため、健康診断や定期的な血圧測定が重要です。
血圧が高い場合は、生活習慣の改善や薬の内服などの治療が必要です。
日常生活でできる予防策としては、バランスの良い食事や運動習慣の確立、ストレスの軽減、禁煙などが挙げられます。

高血圧

脂質異常(高脂血症)

血液中の脂質(中性脂肪やコレステロール)が基準より多い状態が脂質異常症です。

具体的には、悪玉(LDL)コレステロールが140mg/dl以上、善玉(HDL)コレステロールが40mg/dl未満、中性脂肪が150mg/dl以上のいずれかに該当する場合、脂質異常症と判定されます。これも高血圧と同じく自覚症状がない疾患でいつの間にかに動脈硬化が進んで脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなります。食生活が直接的な原因となりますが、そもそも遺伝で脂質が代謝しにくい方もいます。

その場合はいくら食事に気をつけても改善が乏しい場合もあるので、自力でなんとかすると固執せず内服を開始したほうがよい場合もあります。

脂質異常(高脂血症)

糖尿病

血液中のブドウ糖が増え、血糖値が高い状態が続くことによって引き起こされる疾患が糖尿病です。この疾患は、すい臓から分泌されるインスリンの不足や感受性低下(インスリンはあるのに効きにくい状態)が原因となっています。糖尿病にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型はすい臓の細胞が壊れることでインスリンを作ることができず、Ⅱ型は生活習慣や加齢によってインスリンの働きが低下(感受性の低下)することによって発症します。

糖尿病の自覚症状としては、尿の量が増えたり、喉が渇いたり、体重が減ったり、疲れやすくなったりすることが挙げられますが初期は無症状のことも多いので怖いところです。糖尿病が進行すると、血管がジワジワとダメージを受け、脳卒中、心筋梗塞、腎不全、糖尿病網膜症などの重い合併症が引き起こされる可能性があります。これが血糖を正常に保つべき大きな理由です。

糖尿病の診断には、血液中のブドウ糖濃度を測定する血糖値のほか、HbA1cと呼ばれる数値を用いることがあります。血糖値が空腹時や食後2時間の数値がそれぞれ126mg/dl、200mg/dlを超える場合、HbA1cの数値が6.5に達する場合には、糖尿病と診断されます。

糖尿病になった場合、食事療法や運動療法、薬物療法が行われることがあります。また、症状の重い場合には、インスリン注射が必要となる場合があります。

糖尿病
糖尿病

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症は、その名の通り尿酸値が高くなる状態です。尿酸値が高い(尿酸が多い)状態が続くことで、血液中に過剰な尿酸が生じます。尿酸値が高いというだけでは自覚症状がないですが、尿酸が溜まり、結晶化したものが少しずつ関節や膀胱、尿管に移行することで様々な症状を引き起こします。代表的なものとして、痛風や尿路結石が挙げられます。プリン体と呼ばれる物質から尿酸は作られるため、プリン体を多く含むビールや肉などの摂取量を適切に、バランスの良い食生活を送ることが大切です。よく勘違いされるのはプリン体ゼロだから焼酎は飲み放題、というわけでもないです。アルコール自体が尿酸値を高めるので総合的に節酒が必要です。

そして重要なことは、糖尿病のように血管にダメージをじわじわ与え、脳卒中、心筋梗塞、腎不全のリスクを高めてしまうことです。よって検査で尿酸値が高いことを指摘されても「ビール飲み過ぎだから自分は仕方がない」と放置するのは怖いことです!

高尿酸血症(痛風)

喘息

もう一つ自分の中で思い入れがあるのが喘息です。救急医療では数え切れないほどの喘息患者を診察し、重症患者では人工呼吸器管理での集中治療も行ってまいりました。また自分も若い頃に咳喘息と診断され吸入治療を行ったことがあります。そして今でも喘息は年間1000人以上が亡くなる疾患でもあります。

喘息の治療、コントロールで最も大切なことは「発作を起こさない」ことです。
「発作が起きても軽いし私は大丈夫」では徐々に気管が柔軟性を失い100%もとには戻らなくなります。
近年は有効な吸入ステロイド剤が多く発売され治療も行いやすくなってきました。
喘息と診断されたことはないが、夜間に咳が多く出る方、風邪をひくと咳ばかりながびいてしまう方は要注意、一度診察にいらしてください。

喘息